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Structure by Freytag

 Model of classic drama: Suspense between the beginning and the end.
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  サスペンス

  映画の冒頭と結末、また各々のシーンの冒頭と結末の間にはサスペンスがある。観客の興味を持続させるためには、サスペンスが充分になければならない。中心となるテーマには、しばしばそれを支える複数のサブ・サスペンスがある。

  例えば、主たるサスペンスが「誰がXを男子トイレで殺したのか」という疑問であれば、「言葉をしゃべれないその少年は本当に犯人を見たのか」が、サブ・サスペンスの一つとなる。メイン・サスペンスはいわばサブ・サスペンスを背負って物語を貫いている。観客にメイン・サスペンスすなわち主たるテーマを分からせるのに、サブ・サスペンスが不可欠の前提となる場合もある。映画のシーンごとに、独自のサスペンスがなければならない。シーンごとに見事にサスペンスを用いた監督にヒッチコックがある。『危険な情事』などを参照せよ。

  サスペンスはさらに細かい単位に分けることができる。ダイアローグすなわち台詞によって生まれたサスペンスが、さらに、シーン全体のサスペンスを支えるものとなる。

  映画のサスペンスは原則として各々のシーンの冒頭と結末の間に生まれる。Jan Kuceraによれば、映画の各シーンは前のシーンにおいて提示された疑問に答え、また、次のシーンに新しい疑問を提示する。そのシーンが終わる直前、あらゆる疑問が解決される直前に、次のシーンへ切り替わらなければならない。Kuceraはこの原則に例外が二つだけあるとしている。すなわち、映画の最初のシーンはいかなる疑問にも答えていないし、また、最後のシーンは、提示された疑問に答えるだけで、新しい疑問を提示しない。

  (参照)Olssonのモデルの冒頭と退場

  ドキュメンタリー映画やビデオ番組の観客が持つ疑問は、フィクションの場合と異なっているにしても、あらゆる映画は、観客の興味を引き、持続させることを目的とする点において何ら変わりがない。優れた映画には観客を引き付け、引っぱって行く動きがある。構造、形式はそれを生むための手段である。

 

Alfred Hitchcock: North by Northwest (1959). [us.imdb.com/Title?0053125]

 

 
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