起点は映画の話が始まるところである。ここにおいて観客の関心を掻き立て、この映画は見るに値すると確信させなければならない。
起点はごく短いものであってもよいし、数シーン分のものであってもよい。ふつう、ここで映画の基本的葛藤が示される。例えば、シェークスピアの「ロミオとジュリエット」では、話の最初にキャプレとモンターニュ両家の使用人たちによる激しいけんかの場面があって、血なまぐさい復讐に由来する両家の間の憎しみがすぐに提示される。
スウェーデンの映画研究者Ola Olssonによると、劇映画のドラマ構造には6つの要素がある。
Olssonのモデルは3幕構成のモデルと古典劇のモデルに応用できる。
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